口臭を防ぐのは唾液がカギ?

口が乾きやすいことをドライマウスといいます。

ドライマウスの人は口臭が強くなりがちです。

これは唾液(ダエキ)が減少しているためなんです。

 

唾液には消化機能を助けたり、刺激のあるものを食べた際にその刺激を弱めたりする作用がありますが、もっとも重要な働きは歯や粘膜の汚物を洗い流し、口腔内を清潔に保つということです。

 

唾液が十分にあって、歯周病や虫歯などの病気がなければ、口臭は発生しにくくなるります。

ただし、精神的な原因などによって一時的に唾液の量が少なくなってしまうことがあります。

 

そうすると口内の清潔さが失われたり、口内の酸素が少なくなってしまいます。

酸素が少なくなると嫌気性細菌が増えてしまい、これが口臭の原因となってしまいます。

 

 

食後すぐの歯磨きは逆効果?

食後は唾液がたっぷり出ている状態ですので、このときに歯磨きをして唾液を取り除いてしまうと、かえって口内環境が悪くなってしまう場合があります。

実は食後の口の中の細菌レベルは、一日のうちでもっとも良好という説もあります。食後すぐは口の中の細菌の活性がなくなるため、病的な口臭がある人でも口臭は消えます。

食後はガムを噛むなどすると、唾液が継続するので口臭予防によいと思います。